大学に入ってから、UNIXに触れるようになった。
UNIXとは何か。平たくいうと、WindowsやMac OS Xなどと同じようなレベルの言葉で、オペレーティングシステムの一つである。詳しくは知らないが、もともと外部とのネットワークを前提として作られているものらしいので、大学では昔から取り入れられていたそうだ。
で、ネットワークを前提としているので、たとえば自宅のパソコンから、大学の計算機システムのUNIXサーバにログインして、ファイルを遠隔操作したり計算させたり、などということが容易にできる。
わざわざ自宅のパソコンを使わないで大学にログインして何をするのか。
実は、うちの大学にはMathematicaなどという計算にはもってこいのソフトがおいてあり、それ以外にもjava、C、fortranなどといったプログラム環境も充実してるので、ある物理系のシミュレーションをする場合など、必要な人には便利なのである。
そうしているときに、ふと思った。
今や、携帯電話という、持ち運びやすく、しかもネットワークとも繋がっているコンピュータをかなりの人間が持っている時代だ。
これと、UNIXとを結び付けてもいいのではなかろうか、と。
そう思って、適当にぐぐってみたら、見つけたのが"mutil"というソフトだった。
自宅のPCから大学のUNIXサーバにログインする場合にしろ、両者のパソコンを橋渡しするための、あるソフトが必要なわけだ。
(ちなみに速水はCygwinというものの中にあるOpenSSHを使ってログインしている。
他に有名どころは、PuTTYなど。)
簡単に言うと、その『橋渡しするソフト』のケータイ版がmutilらしい。
詳細はよくわからないが、
ちゃんと使えるようになると、要するにケータイでOS一個(~複数個)動かせるようになるわけである。
これはきっと、ケータイにWindowsMobile(モバイル用のWindows)を入れるより、軽いし、便利なのではないか?
たぶん。
まあもちろん解決しなきゃならない問題は山ほどあるんだろうけど。
たとえば、mvとかcdとかのUNIXコマンドも、パソコンなら一瞬で打てるがケータイだとなかなかめんどくさい。
解決策としては、0-9の数字を使ったエイリアス(たとえば"35"と打ったらそれは"mv"を意味する、とか)を作ってみるとか、色々方法はあるんだろうか。
ほかにも、通信量の問題もありそう。
ともかく、速水はmutilを応援しています。